分からないと難しいを受け入れる
最も楽なのは?
チャートには、トレードが簡単な状況と難しい状況が存在する。当然楽なのは簡単な状況だけやればいいという話なのだが、いかんせん儲けたい、稼ぎたいという気持ちが先行してしまい、どうにか頭を働かせてエントリーしていく根拠を見出そうとする人が多いように思う。かくいう自分もそうだった。しかしトレードに慣れてくると、分かりやすい状況が来れば、おのずと楽で簡単なトレードができることを知ってしまっているので、あえてあーでもないこーでもないと考えることが面倒くさくなってくる。すると勝手にそういった状況が飛ばせるようになる。のだが…
実は実際のところほとんどの状況において、しっかり考え、目線を決めてサポートやレジスタンスに到達した価格がそこを抜いていくことが困難な状況に陥ると、多くの場合思ってる方向に動いてくれることもひとつ事実としてある。例えば以下のような状況があったとする。
状況例
というか定石か。押し目買いを狙っている状況なんて大概こうだったりするのだが、Bの流れは確かにダウの転換であり、下を向いている波であると言える。しかしそれ以前はAの流れがあり、もともとこの流れに対して“押し目を拾っていきたい”と考えていたはずだ。であれば当然ここでは“下げ止まり”を待つべきなのだが、これが4時間足だったりするとショートのチャンスも見えてきてしまう。ここが初心者や中級者にとって曲者になると言えるところだろう。
下位波の状況
Aに対して押し目が買われるという信念を持っているなら①の下げ止まりを確認したらロングで入っていけばいい。また、Bに対して戻りが売られるという信念も持ち合わせているなら、②の上げ止まりを確認後、ショートで入っていけばいい。ただし、Aの押し目がトレンドとして現れている以上、②からのショートは、常に波の根元に注意を払いたい。そしてここで最も大切なのは、「上げ止まり/下げ止まり」という自分なりの定義を持つことである。これらの定義が今すぐ欲しい方は大急ぎで自ら作ればいいし、分かんね!って方は今後、記事化ないしレポ化、動画コンテンツ化してアップするのでそれまでお待ちくだサーレ。
結局トレードにおいて「楽」とは何なのか
まず「楽」とは何かというと、悩むことがない、もしくは少ない状態だと思う。そしてエントリーしていく行為をトレードと定義するならば、それは、然るべき位置から逆トレンドが発生したときだとぼくは考える。この然るべき位置ということが最も重要なポイントであり、当然ここにも明確な定義を持つべきだ。また「待つという行為」も含めてそれをトレードと定義するなら、待ち方も楽でありたいのだ。だからいちいち考えなければならないような状況は飛ばすということが究極の「楽」だとぼくは思っている。
ほいでは本日はこの辺で。
コメント