無駄打ちを無くす
トレードは勝ちトレードばかりではありません。
同じことをやっているにも拘わらず
負けトレードだけを都合よく回避するなんてことは
値動きの性質上、どうしてもできないため
最終的に、ある一定の負けを受け入れる必要が出てきます。
しかしこの、受け入れるべき負け以外の
余分な負けトレードに関しては、減らすことができます。
この余計な負けを極力減らす努力が成功のカギとなってきます。
例えば、根拠のない逆張り
「そろそろ反転しそうだ、エイッ!」
「わーーー、、全然反転なんてしない!」
「逆行されるーーー… あぁ、損切りになってしまった…。」
例えば、入りそびれてしまったとき
「あぁ、価格は思っていた方向へドンドン進んでしまいそうだ。」
「もういーや、入ってしまえ!エイッ!」
「う、、普通に戻ってきてしまった、どうしよう…」
そして普段であれば買いたい位置まで押されてしまい
「よし、ナンピンしよう。エイッ!」
「げーーー!順行しない!あぁ、損切りになってしまった…。」
「ナンピンした分、損失額も倍に膨れ上がってしまったよ、トホホ…。」
他にもまだまだいろいろなダメな行動があると思いますが
こうした行動をとってしまう自分の心理をしっかりと把握し
一つ一つ丁寧に止めていくこと。これがとても重要となってきます。
そうして、無駄な負けを省いていけば省いていくほど
あなたにとっての正しいトレード(行動)とは何なのか
という輪郭が、次第にハッキリと見えてくるでしょう。
行動には、待つ・静観する・止めるといったことも含まれるのです。
自らにとって確実に有利であると考えられる状況以外はやらない。
そんな思いでチャートと対峙していくことをおすすめいたします。
相場は経済活動がやまない限り、今後も動き続けます。
値動きさえあれば、絶好の機会もまた必ずやってくるのです。
過去を調べれば、それは100%そうであるということが分かります。
絶好の機会がまた必ずどこかで訪れることが分かっているのに
それを待たずして他に何を待つというのでしょうか?
わたしはこの感覚が、体感として完全に腑に落ちたことで
チャートを見ても、その時以外はほぼ何も考えず、何も感じなくなりました。
このことへの理解が、欲から来る機会喪失の恐怖を克服した
一番の理由だと言えるでしょう。
チャンスを失いたくない、チャンスを必ず捉えたい。
という強い欲求を克服するためにできることは
ある意味、諦めの境地に入ることであり
なんだか、心の修業をしているかのようでおかしいですね。
トレードの習得が難しいと言われる所以はこういったところにある気がします。
結論としましては結局
やることよりも、やらないことの方を決めていく
といった感じでしょうか。
もちろんこれには「これだけは絶対にやっていくんだ」
といったものを一つ以上持っている必要がありますので
何にせよ、まずは一つ「これはやっていく」
ということを決めてしまいましょう。
それにはとにかく検証をすることです。
検証には2種類あります。
過去から使えそうなエッジを探し出し
それが本当に機能し続けているのかを検証する作業と
仮にそれが使えると分かったのであれば
今度は右側のない状態のチャートから、それが訪れた際に
ちゃんと認識できる能力が自分についているかどうかを確かめる作業です。
今後、検証にかんしましてはFX WORKOUTで
重点的に記事・動画化していこうと考えておりますのでご期待ください。