トレードにおける三大要素
正直、世間一般でどう言われているのかはよく分かりませんが、ひとまずよく耳にするヤツを挙げてみますと…
・手法
・資金管理
・メンタル
あたりなのかなと、思われます。
わたしは最初、手法さえ手に入れてしまえば
後のことはどうにでもなるという考えで一生懸命方法論の開発に着手してきました。
パソコンが火を噴くほどForexTesterを回してきたし
トレードノートも述べ数百冊はくだらないほど記録してきたと思います。
しかし結論、結局手法だけではなかったなという感想に至っております。
上記した通り、資金管理に関する知識を得たことは、とても大きかったと感じています。
相場でコントロールできるものとできないものを考えたときに、
コントロールできないもの
・チャンス(数・質・訪れるタイミング)
・利益(比率・目標・成功率)
コントロールできるもの
・チャンスの取捨選択
・エントリーから決済までの決断
・損失額
・感情
ちょっとこんなものしか出てこないのですが
意外とコントロールできるものの方が多いです。
ではまず、チャンスに対する考察です。
当然、各々が取る方法によって変わってくるところですが
好き勝手に動いている値動きの中から
こちら側が好きなタイミングで、これはチャンスです。
なんて決められないわけで
わたしなんかであれば、過去の値動きを検証してきた結果
これこれこうなった後、これが来ると、こうなることの方が多い。
ということが分かったから、そうなってくれるのを
ひたすら待っているわけです。
そしてその時その時に
利益の幅だったり損失までの幅だったりが分かります。
これらはまったくコントロールの利かない事象ですので
それに頭を悩ませても仕方がないのですね。
では逆にこちら側でコントロールを利かすことができるのが
自らが取る行動や、感情の抑制になります。
静観、我慢、入る、入らない、もう少し待ってみる等の意思と行動。
いざチャンスとなれば
エントリーを考えている位置から損失までの幅を計り
ワントレードに対する損失許容額から逆算してロットを計算することもできます。
それまでにいくつのポジションを建てていくのか、などもそうですね。
その後、残念ながらロスカットとなれば、
そのトレードはちゃんと正しかったのかどうかを確かめる作業をし
正しいと分かれば、何も落ち込む必要もなく
ただ次の機会を待てばいいだけとなります。
逆にもし間違えていたのなら、どうして間違えてしまったのかを言及し
今後間違えないようにするためにはどうすべきか
(どういった考え方が必要か)などを考察していきます。
また、この時慣れるまでは負の感情が湧いてしまいますが
ここで感情に負けてすぐに取り返そうとするような行動をとってしまうのも
自分の感情のコントロールが上手にできていない
というわけですので、抑制できるようにならなければなりません。
これらコントロールできるものを上手にコントロールしてきた結果
利益が急激でも緩やかでもよい、右肩上がりになっていく経験が
トレーダーを成長させ、やがて涅槃に導かれていくといった感じでしょうか。
今回の記事はここまでとしておきます。
次回は、どんな思いや考えが、機会喪失の欲と恐怖を克服したのか
について、より迫っていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
それではまた次回にお会いいたしましょう。
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